How to play / (2)人体切断の術
１．用意する物
シーツ････････１枚
段ボール箱････１つ
長机･･････････１脚
ニセ足の材料：長ズボン･･････１本
くつした･･････１足
タオル･････････数枚
譜面台･････････２本（ウィットナーが良い）
その他の小物：刃物のようなもの、30cmくらいの棒（例：物差し）、エッチな本
２．共演者
１名（切られ役。明朗な性格の方がよろしいかと存じます）
＋
１名（助手。目立たない黒子です）
３．やり方
【１】あらかじめニセ足を作っておきます。
ウィットナーの譜面台を芯として、タオルをぐるぐる巻いて厚みを出したものをズボンに通し、人間の足らしくします。譜面台の先の曲げられるところを利用して足の甲とし、同じ用にタオルを巻いて肉厚を出し、くつしたを履かせます。
完成のイメージは、下図の感じになります。
【２】作ったニセ足と段ボール箱を置き、上からシーツを被せて中が見えないようにセットしておいた長机を舞台に運び入れます（最初から置いておいても構いません）。左図のようにセットしておきます。
【３】演者と助手はシーツを長机の前に拡げます。観客から裏にセットしたニセ足と段ボールが見えないようにします。
【４】共演者が舞台に登場し、シーツに隠れた裏で左図のように段ボールの中に足を折りたたんで隠します。そしてニセ足とつながっているように見せかけます。準備が整ったら、シーツを段ボールの上にかけます。共演者の頭と胸部およびニセ足が観客から見えるようにします（右図）。
【５】演者は刃物のような物を持って、共演者の胴体を切り離す演技をします。
【６】その後、演者はニセ足の方に回り、引っ張って、足部を胴体から引き離します。
【７】小技その１：演者は離したニセ足の足の裏をくすぐります。共演者はくすぐったがる振りをします。
【８】小技その２：演者は共演者にエッチな本を見せます。共演者は手で棒を操作して、ニセ足の股間を隆起させます。（※後注）
【９】一通り終わったら、再びニセ足を押し込みます。
【１０】助手にも手伝ってもらい、再びシーツを長机の前に拡げ、共演者は段ボールから足を抜き、長机の裏に立ちます。演技はこれで終了です。
【１１】余興：そのままニセ足と段ボールをシーツに隠したまま長机を運び出してもよいのですが、あえてシーツを段ボールに押し込むなどして、ニセ足をむき出しにしたまま、エッホエッホと帰るのも、可笑しみを演出することがあります。
４．ポイント
- 申し遅れましたが、このＨＰで紹介するマジックは、すべて「インチキ」マジックです。つまりバレバレのネタを大まじめでやって、トークで受けを取る、というのが基本的コンセプトです。
- 最後にニセ足をむき出しで運び出すのは、ニセ足はこれだけ見ていても、結構滑稽なものだからです。工夫して、リアルな物を作りましょう。
- ニセ足にスリッパを履かせると、よりリアルさが増します。
- 共演者とニセ足のズボンは、同じようなものにしましょう。
- インチキっぽさが売りです。だって、胴体を切り離すことと、引き離した足をくすぐったら笑うというのは、論理的には矛盾しますでしょ。股間が隆起するのも然り。
- ※注：股間の隆起はいわゆる「空気読んで」やった方がいいです。私も、あえてやって顰蹙買ったことあります（ほかの要因もあったのですが）。
５．ソース
これは、完全オリジナルだと思います。もちろん、コンセプトはよくある「人体切断」なのですが、やり方は合宿所で頭をひねった記憶があります。その証拠に、材料は全部合宿所にあるものでそろうはずです。まあ、エッチな本は、近くのコンビニとかで。